ドライブ好きで何度か宿泊込みの遠距離ドライブ旅行をした事がある私でしたが、ここ数年は色々と忙しく本格的な旅行のスケジュール自体、中々組めない程でした。

一通り身の回りが落ち着き本格的な旅行を計画出来る様になったのがちょうど2年前の春頃で、早速その直後の大型連休中、途中の渋滞は覚悟の上で、2泊3日の北陸方面へのドライブ旅行に出掛ける事になりました。

自宅を出たのは深夜0時を回ってから、少々眠いのは覚悟の上で、高速道路の流れも比較的スムーズな上高速料金も深夜割で安く、体調管理が難しい事を除けばむしろメリットの方が多いのです。

自宅のある神奈川からはおよそ8時間程の行程。

今回はあえて殺風景な新東名高速は使わず、比較的のんびりと景色の良い東名高速を通る事にしました。

浜名湖SAで夜明けの空を眺めながら早めの朝食を取り、新鮮な空気を吸って岐阜から北陸を目指します。

目指すエリアは福井県。

米原JCで北陸道に乗り、杉津PAからの若狭湾と日本海の素晴らしい景色に感動。

そう何度も見る事の無い海だけに、しばらく時を忘れて携えてきたデジカメのシャッターを切り続けていました。

この日は北陸道を降りてすぐに福井市の中心街に入り、そこにあるビジネスホテルに部屋を取りました。

ドライブ旅行の宿泊に関しては以前から一貫してビジネスホテル第一主義を貫いている私。

シングルルームが多い上に飛び込みでも部屋を確保し易く、料金も安い上にゆったりした風呂や朝食バイキングが付いてくれば、全く言う事がありません。

ただこの日の夕食はちょっと贅沢にグルメガイド片手に福井の中心街に繰り出し、少々有名な寿司屋で日本海の海の幸を堪能。

私の場合、宿泊費を抑えられるからこそ出来る芸当なのです。

2日目はまず朝から東尋坊を目指します。

九頭竜川の流れを横目に見ながらやがて日本海に出ると、目的地はもうすぐ。

東尋坊に対して持っていたこれまでのイメージは冬の日本海をイメージさせるにピッタリのどこか暗く荒々しいものだったのですが、現地を訪れてみると想像以上に天気も岩に打ち付ける波も穏やかで、拍子抜けしてしまいました。

ただ夏に向かう海岸線はどこか優しさが感じられ、これもまた良いものだと納得しながら写真に収めたものです。

ゆったり回って展望台付近で軽く昼食を取り、温泉好きの私が車を走らせたのは芦原温泉。

あまり時間は取れなかったのですが、1時間程日帰り温泉に立ち寄り、なめらかな泉質を味わう事が出来ました。

ちょっと休憩を入れた後は内陸を目指します。

福井平野から九頭竜川にしばし別れを告げ、山合いをしばらく進むと見えてきたのは永平寺。

鬱蒼とした杉の巨木に囲まれた社寺の建物は荘厳な雰囲気で、素人の私には返って近寄りがたい感覚をも覚えます。

ですが建物を離れ川沿いに森の中を歩くと空気は新鮮で、これまでのドライブで溜まった肩の凝りもスッと消えてゆく感じがしました。

永平寺を離れた後は再び九頭竜川沿いに内陸に向かい、勝山市内の安めのホテルに1泊。

土地勘も無く走り慣れない福井平野の道路を駆け回った為、逆に心地良い疲労感に包まれ早くに熟睡する事が出来ました。

最終日は私の今回のドライブ旅行の一つの大きな目的であった福井県立恐竜博物館にまず向かいます。

国内外産の恐竜及び古生物の展示・研究において日本一との呼び声も高いこの施設は見どころが非常に豊富。

博物館お馴染みの恐竜骨格展示だけでなく、ここ福井や隣県の地層から発見された新たな恐竜等の化石展示の充実ぶりが素晴らしく、数時間時を忘れそれらの展示に見入ってしまいました。

十分博物館を堪能した後は、更に九頭竜川を遡り、深い山間に位置する九頭竜ダムに向かいます。

現地に到着したのは午後も結構押した時間帯だったのですが、しばし雄大な山並みを眺めつつ、またこの為に持参した双眼鏡を片手にバードウォッチングを楽しみ、陽が落ちる寸前に充実した気持ちで後にする事が出来ました。

すっかり暗くなった油坂峠を越え、白鳥ICから東海北陸道に乗り本格的な帰路に着いた頃にはもう夜の8時近くになっていましたが、まだ休日は残っており、再びのんびりとした道中の高速ドライブを楽しむ事が出来たのです。